February 21, 2005

柚子茶(ユジャチャ)

■韓国といえば・・・

書く必要のないほど、いまや日本ではすっかり韓流ブーム。
ソウル在住韓国人の友人からは、「春川(冬ソナのロケ地)へ旅行に行ったら、日本人がまだまだた?くさんいたよ!」と、半ばびっくり、半ば面白がっているようなメールが届きます。

個人的には、韓国の食べ物、飲み物に興味津々!

15年以上前のことですが、「石焼ビビンバ」を日本で出しているお店が少ない頃、横浜の山手にあるBarが出しているらしい、と聞きつけ、車を飛ばして(もらって)食べに行ったことも。

10年前に、眞露ガーデンが六本木にオープンしたときには、キムチを作る講習会にも参加したことがあります。ひとりずつ白菜丸々1個を使い、手袋をはめて粉唐辛子やアミの塩辛などをミックスし、ぺたぺた塗りこんで・・・、と大奮闘。
(現在、料理講習会は新宿に移り、コースも増えているみたいです)

それにオフィスのある赤坂界隈には、美味しい韓国料理屋さんが豊富♪ランチ時には、目移りしてしまいます。目下、お気に入りのお店は呉氏カムジャタンというお店。カルビラーメンは、骨付き肉がゴロゴロ入っていて、さわやかな辛さもあり、すっかり病みつきです。

■茶葉を使わないお茶

初めてソウルへ行ったときに、すっかり気に入ってしまったのが「韓国茶」。

仁寺洞(インサドン)という、骨董品やギャラリーが並ぶエリアに、耕仁美術館(キョンイン ミスルグァン)という伝統美術を扱うギャラリーがあります。その一角に、韓国の伝統茶を味わえる「伝統茶院(チョントン ダウォン)」という喫茶店があり、そこで飲んだナツメ茶がきっかけです。

歩き疲れた体に、ほんのり甘いナツメの風味がしみいって、ほっと一息♪ポットに入れて日本に持って帰りたいほどでした。

韓国では茶葉を使った緑茶以外にも、植物の実、根、果物などを使ったお茶も親しまれていて、健康に良い!ということからも、根強い人気があるようです。

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■簡単!柚子茶の作り方

韓国ブームもあって、韓国茶の飲めるお店も増えてきました。飲む機会が増えるほど、「作ってみた?い魂」に火がつきます。とはいっても、ナツメ、カリンなど、材料を手に入れるのが面倒なものがほとんど。そこで、簡単に手に入る柚子で作ってみることにしました。

<材料>
柚子2コ、ハチミツ100?120g、砂糖適宜、レモン汁1/2コ分

<作り方>
1. 柚子は皮をむき、薄皮と種も取り除いて、実をほぐしておく。
2. 柚子の皮は、せん切りにしておく。
3. 鍋に1と2を入れ、ハチミツ、砂糖、レモン汁もあわせて入れる。
4. 弱火にかけ、泡がぷくぷく出てくるまでかきまぜる。
5. とろりとしてきたら、火を止めて冷ましたらできあがり。

本来の柚子茶は、柚子の皮だけを砂糖漬けにして数日置いておくようですが、そこまで待ちきれない!それに砂糖を大量に使うのも、気が進まない・・・。という訳で、「金柑のハチミツ漬」の要領で作ってみました。

今回使ったハチミツは、ハチミツ専門店L' abeilleアカシア。クセがなくさらりとしていて、カンタンな柚子茶が美味しく仕上がりました♪

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さぁ、いただきまーす!
愛用のマグカップを脇にどかし、韓国伝統茶器を引っ張り出してきました。小ぶりでぽったりした器に、同じ陶器製の茶漉し+フタがついたものです。これだけで韓国気分むんむん。

柚子茶をカップにたっぷり入れ、お湯を注ぎます。う??ん、たまらなくいい香り♪深呼吸しながら飲むと、胸の底からほ?っとします。リラックス効果はバッチリです。

いい香りのモト、リモネンという成分は新陳代謝を活発にし、血管を拡げて血行を促進してくれるそうです。また、柚子に含まれるビタミンCの含有量はとても豊富で、特に皮の部分に多く含まれているとのこと。柚子茶にして丸ごと食べてしまうのは、理にかなっているんですね。

ウイルスの飛び交う季節、ビタミンCたっぷりの美味しい柚子茶で、風邪をふきとばしましょう!

at 00:06│ 舌がよろこぶモノ