July 18, 2005

銀座夏野のお箸

■日常使うモノ

「そういえば、銀座で、面白いお箸やさんへ行ったよ」と、父がある日。

その手には新品のお箸が。
色は青だけど、なぜ、うさぎ柄・・・?父にはかわいらしすぎる。でも手触りがいいし、動かしてみると、気のせいか持ちやすい。きっと、「いいお箸」なんだろうな。

その日、父と仕事でご一緒していた方が、「知人の息子さんが結婚するので、お祝いを選びたい」、とちょうど銀座にいたこともあって、銀座のお箸やさんへ連れ立っていったとのこと。

「店内は箸だらけで、塗り箸やら木の箸やら、ものすごい種類の箸がディスプレイされているんだよ。選ぶのにえらく時間がかかった・・・。」
「ふ?ん、そこは老舗なの?」
「いや、店主に聞いたら、数年前に店を構えた、って言ってたな。」
「銀座のどの辺にあるの?お店の名前は?」
「場所はみゆき通りと西五番街の辺りだけど、んー、店名は覚えてないな・・・。まぁ、行けば分かるよ」

と、私にとっては肝心なところをいつも覚えていない父からの耳より話。

その方は結局、一膳1万円!もするお箸をペアで選び、くっついていっただけの父は、店主から「どうぞ」と言われ、くだんのうさぎのお箸を一膳いただいて帰ってきた、という次第。

「それにしても1膳1万円とは、もらった方は値段を知らずに使うんだろうけど、金額を知ったら、おいそれとは使えなくなるんだろうなぁ。ははは。」

・・・おっしゃる通り。

■偶然にも

そんな話を聞いたのもすっかり忘れていた数ヵ月後。
表参道を歩いていたら、お箸が店内にびっしりと、でも整然とディスプレイされているお店を発見。店名を見たら、銀座夏野

ひと目でピーンときました。きっとこれこれ。表参道にもお店が出来たのかも。

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店内に入ると、所狭しとお箸がラックにキレイに並び、箸置きや器などの小物がびっしり。
お店の案内を見てみると、やはり、父の言っていたとおりの場所に銀座のお店があるようす。

そういえば、ちょうど普段使いのお箸の先が、だらしなくはがれてきていたところ。
これも何かのご縁、と、お箸を買い換えることを即決!

あまりの種類の多さに目が泳いでしまっていたら、お店の方から、「大きく分けて、塗りモノと木製のモノがあるので、どちらかに決めてから絞っていくといいですよ」、と助け舟。

でも、くまなく見てから決めたい欲張りな性質の私、隅から隅までじっくり拝見させてもらうことに。

1膳の箸をまとめているシールは何度でも剥がせるので、気になるものは自分で剥がしたり貼ったりしながら、手にとって重さを感じたり、動かしてみたり。

店内を何往復もして、「これとあれ、いやあれも候補にしようかな・・・」と、迷うこと小一時間。その間、何組ものお客さんが出たり入ったり。

「外国人へのおみやげに選びたいんです。」という学生さんらしきカップル、スーツを身に着けた背の高い外国人2人組みが、フランス語を話しながら大きな手のひらいっぱいにお箸をにぎりしめていたり、大量にまとめ買いして「すみませーん、領収書ください」と、業務用に使うのかしら?と思わせるような人がいたり。

私が知らなかっただけで、知る人ぞ知るお店のよう。

■「ナ」箸

今月入荷したばかりという、個性的な新潟の塗り箸や、素朴な木を削っただけのシンプルなもの、などなど、塗り箸も気になれば、木箸も気になる。。。

大いに悩んだ末、まだ見ていなかった隅の一列に目をやると、オリジナル「ナ」箸というコーナーが。

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なをみの「ナ」・・・?
いやいや、お店の名前が「夏野」だから、その「ナ」か・・・。

お店がセレクトしたお箸に、金の塗料で小さく「ナ」と入れているものとのこと。

余計なものがついているのは好きではないものの、眺めているうちに、「ステキ?」と思えてきたから不思議。

一つ選んで手にとってみると、重さもちょうどよいし、どの候補のお箸よりも自分の手にしっくり。

もう、これで決まり!
シンプルな黒の輪島塗の、華奢で上品なお箸。端に小さく金色で「ナ」とあれば、「ナヲミ」オリジナルと思えなくもない!?

ついつい夜は外食が入ってしまうので、なかなか使う機会が増えない。。。そこで、パンのことが多かった朝食をごはんにチェンジ!

買ってからまだ数日だけど、朝からお箸を使うのがすっかり楽しみなこの頃です♪

at 23:37│ 使って楽しいモノ