August 02, 2005

地球上の楽園

■南の島へ

320もの島々から成り立つ国、フィジーにて、友人ら5人と夏休みを過ごしてきました。

エコノミークラスだというのに、シャンパン、ワインがふるまわれ、アイマスクや靴下、歯ブラシセットも配られてしまうだけで、そのホスピタリティにすっかり感激。

クルーの人たちの自然な笑顔にもすっかり心がほぐれ、成田から直行便で8時間半のフライトはすこぶる快適。島に到着する前から、フィジー大好き!になってしまうほど。

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目的地は、ナンディ国際空港から小型機で10分の距離にあるマナ島

空から眺める海の青さは、息をするのも忘れるほど美しい。珊瑚礁によってできる海水のグラデーションは、「いったい、誰がどうやって作ったの??」というくらいの感動の絶景。

ところでその小型機、操縦士を入れて10名定員という代物。

そのため、チェックインカウンターにて、スーツケースの重量計にひとりずつ乗らされて、しっかり体重チェックを受けました・・・。

マナ島は島全体がひとつのリゾートになっていて、ブレと呼ばれる建物が敷地内に点在している島。

スキューバダイビングなどのマリンスポーツもできるし、他の島へのクルージングツアーもこの島から出ていたり。何もしないでのんびり過ごすのもよし、海で楽しむのもよし!という島です。

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トム・ハンクス主演「Castaway」のロケ地の無人島は、マナ島から船で1時間半のところ。

私たちも船の上でシャンパンやランチを楽しみながらCastaway島へ向かい、シュノーケリングを楽しんできました。

オーストラリアやニュージーランドから近いため、島にやってくる観光客はそのお国の方々がほとんど。

日本人は、お互いが覚えられる程度の人数で、とっても快適に過ごせます。

カップルや一人旅で行っても間違いなく楽しめる所だし、家族や友人のグループで行っても、老若男女問わず、素敵な休暇を楽しめる島です。

■Bula!

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フィジーの人たちは、目と目が合うと「ブラ?(こんにちは)!」と声をかけあいます。

ブラ?、と笑顔で声をかけられ続けているうちに、私たちも自然に「ブラ?!」。

美しい海と空に囲まれ、夜には星がそれはそれは天空いっぱいにきらきら。天の川や流れ星もしゅーしゅー。

通勤ラッシュもなく、周りにあふれる情報の海にもまれるでもなく、こんなところで日々暮らしていると、心のゆとりがこれほどまでに違うのか、と、再認識。

家の中での私、会社での私、友人達といるときの私、ひとりでいるときの私、それぞれ微妙に違う私の顔を無意識に作っていたかもしれないけれど、フィジーにいたら、そんな必要はまったくないんだなー。

フィジーに暮らし始めて11年目になる友人のお父様によると、「フィジーの観光客は本当にリピーターが多い。周囲には、ニューカレドニアやタヒチなどの観光地もあるけれど、フィジーの国民性に惹かれて何度も足を運ぶ人が実に多い」、とおっしゃっていました。

まったく同感!

必ず絶対にまた行こう!と心に誓いました。日本へ戻ってきた今でも、思わず、「ブラ?!」と挨拶してしまいそうです(笑)。

■幸福の予感!?

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1週間の滞在中に、3組ものウェディングとイルカに遭遇。

ある日の午後、ビーチの木陰で寝そべっていたら、すぐ横を、やおらスタッフが砂浜を掃き清め出し、色鮮やかな花でアーチを飾り立てはじめます。

「ブラ?!もしかして結婚式?」
「そう、5時からだよ」
「このままここに寝そべっててもいいのかな?」
「うん、構わないんじゃないかな」

と、水着のまま、結婚式場のメイキングから挙式の一部始終を傍らで拝見。

私達が寝そべる横にイスを並べ、ニュージーランドからやってきた、というおばさま3名が登場。

身内の方かな?と思っていたら、「彼女は、明日のbrideのお母様なのよ。明日、同じ時間にここで挙式するのよ」、と一人のおばさまを私達に紹介。ということで、翌日もサンセットウエディングを見学。

別の日には、サンセットビーチという、名前のとおり日没が美しいビーチ沿いにチャペルがある、というので、「見てみたいね!」とお散歩。

そうしたら、偶然そこでも挙式が・・・。顔見知りになったスタッフが私達を手招きし、幸運にも中へ入れてもらうことに。

結婚式でフィジーの人が歌う歌は、どれも心にじんわりと染み入る。サンセットと相まって、幸福感が倍増。そんな幸せを3回も分けていただきました。

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イルカに出会ったのは、マナ島を去る日。

船で本島へ向かいながら、名残惜しく、デッキで風に吹かれながらマナ島方面をぼーっと眺めていたら、いきなり視界に水しぶき。

親らしきイルカが2頭ジャンプしたと思ったら、続けて子イルカがジャンプ!!

「えっ、イルカを見たの?それはものすごくラッキーなことですよ。10年いるけれど、私はまだ見たことがないんだから。」と、友人のお父様。

毎年、休暇の後は現実に戻るのが辛いけれど、今年は特にそう。まだまだ思い出に浸っていたいし、もう一度、帰りたい・・・。

家に帰ってみたら、先週のチーズの1次試験の結果が届いていました。
結果は、無事にクリア!わ?い♪

1ヵ月後の2次試験に向けて、頭をそろそろ切り替えなきゃ。余韻に浸りながらも、もう一度試験モード突入です。

at 21:46│ 旅したコト