August 29, 2005

4年ぶりの再会

■バンコクでの出会い

先日、4年ぶりにタイ人の友人と再会。
彼女とは、4年前にバンコクで知り合って以来、メールがなんとなく続いて今に至る、という仲。

当時、50人程度が集まる社内会議をバンコクで行うことになり、そのアレンジ全般を担当することになった私。会場となったFour Seasons Bangkok側の担当者がその彼女Pちゃん、という間柄。

開催が決まってからは、会議に向けての3ヶ月間、毎日毎日、Pちゃんとおびただしい数のメールをやり取り。まるでネット恋愛状態です(・・・って、経験ないけれど)。

こちらの無理な要望や、些細で面倒なお願い(ベジタリアン達が、『この野菜は食べられるけど、これはダメって言ってる』のような・・・)にも、Pちゃんはいつも快く対応してくれて、さらには、プロでなければ浮かばないような名案を提供してくれる・・・。

「さすがプロだなぁ?」と、まだ見もせぬPちゃんの仕事ぶりに、すっかり信頼を置いていました。

そんな訳で、現地で会ったときには、一目で意気投合!

メールではできなかった雑談をする中で、お互い同世代、会社での勤務年数も一緒、ということも分かり、ますます親近感。

疲労困憊、クマができていた私を、Pちゃんは他の仕事を抱えながらも、全面的にサポートしてくれました。

Pちゃんをはじめ、現地の同僚達とも姉妹のように仲良くなり(うち一人は、私と顔がウリふたつ!)、彼女達の奮闘、サポートのおかげで、会議は滞りなく終了。

本当にいつも思うのだけれど、周囲の方には助けてもらってばかり。出会う人、出会う人に恵まれてるなぁ、と、バンコクのことを思い出すだけで、心がほんわりします。

■再会!

「8月に主人の実家へ行くことになったので、東京で会いましょう!」とメールが入ったのが2ヶ月ほど前。

顔を見ない間に、Pちゃんは結婚退職していて、9ヶ月になる男の子がいるのです。

彼女の旦那様は日本男子。Four Seasons Bangkokの日本料理レストランShintaroで料理をする傍ら、マネジメントなどにも携わっていらっしゃるお方。お目にかかるのは初めてなので、とっても楽しみです。

再会場所は、もちろんFour Seasons Tokyo。

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待ち合わせの時間にロビーにいると、見覚えのあるPちゃんの姿と、彼女に抱かれた愛らしい赤ちゃん、その傍らには旦那様。

「わー、元気だった?久しぶり?」
「全然、変わらないね!」

4年の月日がギュッと縮むような不思議な感覚・・・。


食事をしながら、お互いの近況報告で盛り上がり、ご飯はそっちのけ。

Pちゃんは、目下、日本語を一生懸命勉強中。旦那様と私の日本語での会話は、大体、理解できるようになっただとか、旦那様は、現地のテレビ番組にも出演していて、料理人以外のお付き合いも増えてきただとか、料理人の世界は狭く、著名な料理人(私でも知ってる!)たちと情報交換する機会もあるし、バンコク進出を考えている人の相談に乗ったりしている、だとか。。。

と、近況報告から、旦那様のお話へいつの間にかシフト。

ご本人は多くを語らないけれど、「もしや、その世界では名の知られた方なのでは?」と思わせる様子です。

ちょっと検索してみたら、Shanghai Starという上海の英字新聞に、その旦那様が紹介されている記事を見つけました。むむ、やはり・・・。

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さて、Pちゃんが赤ちゃんを寝かしつけに席をはずしている間、旦那様に、Pちゃんと私が出会った時のエピソードを話しました。

「・・・、ということは、メールのやり取りだけで、会うのはその時以来なんだね。でも、人のご縁って、近くにいるからっていうだけで付き合う人もいれば、1回しか会わなくっても、こうやって、ご縁が続く人もいるし・・・。回数ではないんだよね。」

そう。私がいつも心に思ってることを、旦那様もおっしゃってくれました。今回、Pちゃんファミリーに会ったのも、そのご縁があるから。

「来年は、是非、バンコクに遊びに来て!この前は仕事だったから、ホテルに缶詰でどこへも行けなかったでしょ?空港も新しくなるし、Naomiが来たときにはなかった地下鉄も開通してるし、町も変わったわよ。あちこち連れていってあげるから任せてね!」、とうれしいお誘いまで。

おみやげに、と、かまわぬで見つけた、てぬぐいでできた赤ちゃん向けの腹掛けとスタイをプレゼント。洗濯がきくし、赤ちゃんの肌触りにもよさそう。

また会うことを約束して、4年ぶりの再会はおしまい。今から、次に会う日が待ち遠しいです。

at 00:09│ 日々のデキゴト