September 12, 2005

今、自分にできることは?

■世の中には困っている人がたくさんいる

金曜、土曜の夜、東京タワーがホワイトバンドライトアップ

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9月10日はWHITE BAND DAY。街やニュースで見聞きした方も多かったのでは?

この活動の目的は、HPによると、

「寄付を募ることでなく、啓発活動だけでもなく、啓発活動の結果として、『貧困をなくす政策をみんなで選択する』こと」

というもの(詳細はこちら)。

3秒に1人、子供が貧しさのために命を落としているだなんて・・・。今、やっている事の手を止めて、3秒数えてるこの間に、夢いっぱいの未来が待っている子供が1人・・・。

大小さまざまな悩みを抱えながらも、歩きたいところを歩いて、笑いたいときに笑って、食べたいものを食べている毎日。ときには悩みの方が大きくて、「ふ?、しんどいなぁ」、と思うこともあるけれど、健康でいられることだけで十分に幸せなんだ、という、とっても簡単なことは忘れがち。

この日本で生まれ育って生活していると、そんな実感が沸くはずもない。でも、このような活動がきっかけになって、「今、苦しんで困っている人たちがいる」、ということを認識した人も多いのでは?

■貧困、自然災害、難病・・・

苦しんで困っている人達は、貧困のせいだけではないはず。つい先日のハリケーン・カトリーナや、昨年末のスマトラ沖地震、新潟中越地震の被災者をはじめ、自然災害の被害者もそう。治療法も確立していない難病にかかって、頑張って生きていこうとしている人達だってそう。

先日、友人から「真剣なお願い」というタイトルのメールを受け取りました。

その彼女の同級生で30代前半の女性(1歳7ヶ月の息子さんがひとり)が、今年の5月に卵巣がんだと言われ手術をしたところ、平滑筋肉腫という、がんよりももっとやっかいなものだと宣告されたとのこと。そのうえ、抗がん剤治療を行っていたところ、ここへ来て肺への多発転移が発見されたそう。

この病気にかかる確率は、10万人に2人以下と言われていて、標準的な治療法も確立されてないものだという。

絶望にうちひしがれながらも、彼女が病気について色々と調べていたところ、同じ病気に罹りながらも、何年も元気に生きている人たちと知り合い勇気付けられたこと、その人達が、肉腫の新しい治療法として最も期待されている「標的遺伝子療法」を推進する会をおこして活動していることも知ったとのこと。

大阪府立成人病センターの高橋克仁先生グループがその研究を進めているが、患者数が少ないため、なかなか政府から予算がおりなかったそう。そんな中、政府からの助成金が一部おりることになり、ようやく治験まであと1歩というところまできているそう。

> もちろん今すぐというわけにはいかず、2・3年はかかると思うし、
> しかも私が治験を受けられるかは分からないのですが、
> 「希望」があるということは私にとって重要です。
> 息子もやっと1歳7か月。ここで死ぬわけにはいきません。
> 絶対この3年間を生き抜いて、遺伝子療法を受けたいと思ってます。
> 次から次へと色々なことが起こって泣いてばかりいたけど、
> 一緒に闘ってくれてる家族のためにも負けられません。

彼女の「生きたい」という気持ちがひしひしと伝わってきて、胸がいっぱいになってしまいました。いったい、私に何ができるのか?

その友人と、その後メールを何度か交わしましたが、私達が今できることは、募金に協力することだね・・・、ということに。微力ではありますが、応援しているところです。

■私がやろうと決めたこと

以前、何かのコラムで、フィナンシャル・プランナーの方が、「資産設計をする上で、『貯める口座』、『殖やす口座』などを作ると同時に、『寄付用の口座』を作ってみては?」と提案している文言に目が留まりました。

「毎月の収入の1%をこの口座に入金すれば、1年たつとある程度まとまった金額になっているはず。それを、自分が支援したいと思ういくつかの団体等へ寄付するのはどうか?」というもの。

そんな発想が私にはなかったので、読んだとき、ある種のショックを受けました。

コラムを読んだちょうど時期を同じくして起こったスマトラ沖地震。私の勤務先では、World Food Programme(WFP: 国連世界食糧計画)という国連の機関の活動に対して支援をしています。そのときは、社員から寄付金を募り、その合計金額に対して会社が同額を上乗せし、WFPへ寄付をする、という支援を行いました。

今まで、寄付ということに、正直、あまり乗り気でなかったのは、「寄付金が本当にその目的のために使われているのだろうか?」ということに疑問を感じていたから。でも、そこがクリアでさえあれば、賛同できる活動団体へは支援を積極的にしていきたいな、と思うようになった一件。

たしかに、団体の活動を調べれば、収支報告が透明で、寄付の結果、どういうことが行われて役に立ったのか?ということを明らかにしている団体もちゃんと存在しています。

そこで、「寄付金用口座」へ入金をし、いろんな団体を調べながら、心から支援したいと思うものへ寄付していこう、と決めました。

貧困問題のように、お金だけでは解決できない問題もあるけれど、お金があることで解決できることもある。困っている人達の元へ行って、直接手をさしのべることができない私は、少ないながらも寄付を通じて、何らかの助けになりたいな、と思う次第。

自然災害だって、難病だって、いつ何時、自分の身に起こらないとも限らない。健康に毎日を過ごしているから今だからこそ、現在、苦しんで困っている人のために、何かをするときなのではないかな、と思っているところです。

at 00:05│ 日々のデキゴト