December 05, 2005

スティーブ・ジョブスのスピーチ

■点と点を繋ぐ

うんと年の離れた後輩から、時々、ランチのお誘いを受けます。彼女と話をすると、私がちょうど考えていた事についてのヒントをもらったり、新鮮で目の開かされる事を教えてもらったり、毎回、自分の中に新しい空気を吹き込んでもらうようです。

先日のランチで、たまたま話題になったのが、アップルコンピュータ創設者、スティーブ・ジョブスのスタンフォード大学卒業祝賀スピーチ

そういえば、そういう人がそんなスピーチをしたような話があったっけ・・・、程度にしか意識していませんでしたが、彼女がいかにそれが心に響いたか、と話すのを聞いて、どうしても読んでみたくなりました。彼女が送ってくれたのが、市村佐登美さんという方の翻訳版

ジョブス氏は、点と点をつなぐ、愛と敗北、死の3つについて話をしています。

「自分の興味と直感の赴くまま当時身につけたことの多くは、あとになって値札がつけられないぐらい価値のあるものだって分かってきたんだね」

「・・・だからこそバラバラの点であっても将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていくと信じなくてはならない。自分の根性、運命、人生、カルマ…何でもいい、とにかく信じること。点と点が自分の歩んでいく道の途上のどこかで必ずひとつに繋がっていく、そう信じることで君たちは確信を持って己の心の赴くまま生きていくことができる。」

「・・・そして素晴らしい仕事をしたいと思うなら進むべき道はただ一つ、好きなことを仕事にすることなんですね。まだ見つかってないなら探し続ければいい。落ち着いてしまっちゃ駄目です。心の問題と一緒でそういうのは見つかるとすぐピンとくるものだし、素晴らしい恋愛と同じで年を重ねるごとにどんどんどんどん良くなっていく。だから探し続けること。落ち着いてしまってはいけない。」

「君たちの時間は限られている。だから自分以外の他の誰かの人生を生きて無駄にする暇なんかない。ドグマという罠に、絡め取られてはいけない。それは他の人たちの考え方が生んだ結果とともに生きていくということだからね。その他大勢の意見の雑音に自分の内なる声、心、直感を掻き消されないことです。自分の内なる声、心、直感というのは、どうしたわけか君が本当になりたいことが何か、もうとっくの昔に知っているんだ。だからそれ以外のことは全て、二の次でいい。」

興味のあることに、脈絡もなく、ただ広く浅く取り組んでいるのが私の性質であり、悩みでもあり。どれも中途半端で、極めているものってあまりないんだよなぁ・・・と。ジョブスのひとつ目の話題は、そこを突いているものでした。

「バラバラの点であっても将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていくと信じなくてはならない。」

そういう訳で、この文章には特にゾクッとしました。でもその前に、自分を信じて進んでいくためには、ひとつひとつの点を、もっと深く極めていかなきゃ。これが問題だ・・・。

この彼のスピーチの事を教えてもらって本当によかったな。一度、原文にもあたってみて、自分なりに解釈してみたいな、とも思っているところです。

at 00:09│ 日々のデキゴト