June 12, 2006

タワシタ

■東京タワーのふもと

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「小山薫堂さんがプロデュースした看板のないレストラン」のことを聞いたのは、友人達と食事中のこと。

「つい先日、連れて行ってもらったんだよー」と、彼がカード入れから取り出したのは、東京タワーのイラストに「下」と書かれたショップカード。

これで「タワシタ」と読むのだそう。東京タワーのふもとにあるので、そう名付けられたとか。

「へ?、おもしろいね」、とそのまま食事を続けていたら、食のアンテナを張り巡らしている友人達が、「えー!ちょっとちょっと、電話番号控えさせてもらっていい?前から行ってみたいと思ってたの」、と大興奮。

「なに、何なの?」と聞くと、どうやらこのレストラン、電話番号が非公開らしい。

Azabu Hausにいた人がどうした、だとか、「東京ワンダーツアーズ」のロケにも使われていた、だとか、口々に説明してくれたキーワードどれもが、私のツボにはまるもの。

Azabu Hausの隠れ家っぽい雰囲気も大好きだし、「東京ワンダーツアーズ」は見逃したけれど、2、3年前に見た「東京ワンダーホテル」では、言われてみれば確かそんな名前のバーが出ていたような・・・、ということで、私も一緒になって、電話番号を控えてみたのでした。

そしてちょうど、友人の誕生日お祝いに食事に行くことになっていたので、「それでは早速・・・」と電話をかけ、この週末の夜に出かけてきました。

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桜田通りをちょっと脇に入ると、さっきまでてっぺんしか見えていなかった東京タワーが足元からドーンといきなり視界に。

すっご?い迫力!フィレンツェのテラコッタ色や黄色の壁の街並みの中で、いきなり目の前に現れたドゥオーモを見たときの感覚。

肝心のお店は、東京タワーに見とれていると見逃してしまいそうな普通のビルの2Fに。看板は出ていないけれど、郵便ポストをよく見れば、見覚えのある東京タワーのイラストに「下」という文字。ここで間違いないようです。

入ってすぐの左手には、うっすらと色づいた透明のドアのある部屋が。席に案内されるまでの間、たまたまそのドアが開いていたので覗いてみれば、業界人っぽい人たちの集まりのよう。連日、有名人が集う店、と聞いていただけに、そんな雰囲気がむんむん。

私達は、右手のフロアへ。そんなに広くはないスペースでも、席がゆったり配置されているので、食事と会話を楽しむには十分なところです。タワシタというだけに、窓の外には、木の隙間から東京タワーの足元が見え隠れ。

メニューはスケッチ画集を見ているかのよう。一品一品、水彩画風の味のあるイラストに解説がついて、どれもこれも本当に美味しそう?♪あれこれ迷いながら、ゆ?っくり1枚ずつめくるのも、とっても楽しいひととき。

さんざん悩んだ挙句に選んだのは、イワシとフルーツトマトのカルパッチョ、サバのタルト、薄切りタコと黒オリーブ、地鶏のぶつ切りローストチャイニーズ風・バルサミコとブルーベリーのソースを添えて。もちろん白ワインも忘れずに。

一緒に供されるパンには、クミンと何か塩気のあるものがブレンドされた、雑穀のようにみえる添え物が。パンにオリーブオイルをつけた後、そのクミンをつけて食べてみたら、これがとまらないー。程よい塩気にすっきりした香り。食欲をますます煽られました。

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食事が済んで、ほっと一息、楽しい会話で盛り上がっていたところ、「お食事はいかがでしたか?もしまだお腹に余裕があるようでしたら、オススメの『裏メニュー』があるんですけれどいかがでしょう?」

裏メニューと言われたら試さずにはいられない私達。ぜひ!とお願いし、出てきたものは、とてもシンプルな一切具の入っていないカレーライス。

スパイスの複雑なブレンドが効いていて奥深い味。さわやかな香りに、お腹一杯の胃袋にもす?っと入ってしまいました。「とても好評なんですよ」、とのお店の方の言葉に納得のお味です!

さて、誕生日お祝いということで、デザートには予め、バースディプレートをリクエスト。友人がキャンドルを吹き消し、ぱちぱちと祝福の拍手を。(新たなプランの結成記念日でもあるのです☆)

帰り際、ビルの外に出てみれば、ガレージだと思っていた1Fのシャッターが開いていて、バースペースが出現。こちらも隠れ家の雰囲気たっぷり。

これから夏に向かう季節に、ふらふら?っと寄って、東京タワーを眺めながらぼんやりするのにもよさそう。「ちょっと飲みに行く?」って誘われて、ついていったらここだった、なあんていうシチュエーションに喜ぶ女子も多いのではないかな!?

この雰囲気を一緒に楽しめる人となら、何度でも通ってしまいたい!と思わせるお店でした♪

at 00:16│ 舌がよろこぶモノ