May 2006

May 29, 2006

スペインどんぐり

■どんぐり週間

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火曜日のこと。
仕事を終えた友人がそちらに行くから一杯でも・・・、というので、それじゃぁ、と、会社近くにあるスペインバルへ。

そこで初めて試した「ベジョータ」というリキュール。「ベジョータ」とは、スペイン語で「どんぐり」のこと。

いつもは、ワインや自家製サングリア、そして日替わりのタパスをつまみながら過ごすけれど、今回は最後の一杯に、いつもと違うものを飲みたい気分。

そこで、カウンターに並ぶボトルの中に、どんぐりのイラストのボトルがあったことをふと思い出し、それを注文してみることに。

ロックかミルク割りで、ということだったので、様子見のためロックにて。

期待せず口に入れたところ、なんと美味しい♪あま?くて香ばしい!ロックでも美味しかったけれど、この香ばしい甘みはミルクで割っても確かに合うはず。アイスクリームにかけて食べても美味しそう。疲れた日の最後にゆっくり味わうと、とってもリラックス。

ここのバルは、パンと一緒に供されるオリーブオイルと塩がお気に入り。
オリーブオイルは、思わず深呼吸してしまいたくなるようなとてもいい香り。塩はゆでたまごの風味がして、オリーブオイルとの相性もバツグン。どんぐりリキュールも覚えたことだし、またふらりと足が向いてしまいそう。

そして金曜日。
以前から約束をしていた職業バラバラの4人とこちらで食事。インテリア雑誌の編集をしている方が、先週、バルセロナへ出張だったことから、思いがけずおみやげを。

Bellotaとパッケージに書いてあるように、どんぐりを食べて育ったイベリコ豚のパテ。

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運動させて鍛えさせながら100kg位に育てられた後、半年間森林に放牧され、どんぐりを食べながらさらに50kgほど体重を増やす、というのだから、イラストの通り、ずんぐりむっくり。ここまでなるには、どんぐりはさぞかしたくさん必要でしょうねぇ。

一週間に、スペインどんぐりネタが2つも・・・。普段、縁もゆかりもないモノだけに、不思議な感じがします。う?ん、これは何かの前兆でしょうか!? でも、どんぐりの前兆って、一体??

at 00:42|Permalink 舌がよろこぶモノ 

May 22, 2006

チーズ講師デビュー!?

■ドキドキ・・・

チーズの先生の都合が悪くなり、ピンチヒッターとしてチーズ講師代理を務めることに。

サロンの主宰者、ワイン、チーズなどの講師総出で、参加者のみなさんに食事を楽しんでいただこう、と、月1回開催されているグランマリアージュという講座です。

他の講師陣がいるので心強いものの、何せ人前でチーズを教えるのは初めて。先生が作ってくれた「台本」を頼りに、当日を迎えたのでした。

今回のテーマは、「イタリア中・南部」。

イタリア料理のシェフが料理を作り、ワイン講師がその地域のワインを紹介し、そしてチーズ講師がそれに合わせてチーズを紹介する、というもの。

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チーズは主にトスカーナ州のものを3種類。

昨年書いた試食シートを引っ張り出し、「そうそう、このチーズにはこういう美味しい食べ方があったな・・・」とか、「こう説明したら、こんな質問がでるかも・・・」と、準備だけは入念に。

指定された時間よりも気持ち早目に教室へ入ると、キッチンではシェフとアシスタントの方々が料理の準備で大わらわ。

「こんにちは?。今日はよろしくお願いします!」とごあいさつ。そして先生から拝借したエプロンを身に着け、負けじと早速、チーズの準備です。

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チーズカットに慣れていないので、20名分を用意するにはきっと時間がかかるだろうなぁ、という見込みが当たり、余裕を持って教室へ入ったのがよかった。

手伝ってもらいながらカットを済ませ、ふ?っと一息ついたら、ちょうど開始時間になっていたのでした。ギリギリセーフ。

そしていよいよ講座開始!

まずはワイン講師がイタリアの食の特色を解説。フランスやスイスに通算11年駐在していた方とのことで、ヨーロッパ事情に詳しく話も興味深い上に、当然ながら、話し方のスピードや声の調子がすばらしい!

「うわぁ、話は面白いし、教え方も勉強になるなぁ?」と思った瞬間、「いや、待てよ。こんな方の後に話をするのはかなり辛いぞぉ・・・」と、内心、あせる私。

その後、また別のワイン講師がワインの解説を。こちらも当然ながら、話も上手いし、ワイン周辺のネタも豊富。「へ?」、「ほ?」、「なるほど?」、と思わせる話が散りばめられ、ますます怖気づく私・・・。

でも今更何が出来る訳でもなし、やるしかないでしょ!と、腹をくくり、いざ出陣です。

話し始めたら、自分でもびっくりするくらい落ち着いてしまい、途中から、話をするのが楽しくなってしまうほど。参加者の方々が、チーズを説明する度に、「へ?」などと感心している様子を見ていたら、嬉しくなってしまう始末。

特に、「トリュフ入りのチーズ」を説明しているときは、ちょっとしたざわめきがおこり、このチーズを選んでおいてくれた先生に内心感謝したのでした。

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任務が終わると、すっかり気が楽になり、あとは皆さんと一緒にワインを飲んだり、食事を楽しんだり・・・。ようやく場の雰囲気を味わう余裕が出てきました。

アットホームな雰囲気のサロンなので、参加者の方々も和やかで、楽しい方ばかり。話を聞いてみると、常連さんが大半だったようで、私ときたらそんな方々にチーズの解説をしていたとは・・・。

それでも、「このチーズ、初めて食べたんですけど、とっても美味しいですね?」という感想や、「トリュフって、イタリア全土で採れるんですか?」と質問を受けたり、偶然参加していた飲み友達からは、「こっちも聞いていてドキドキしちゃったけど、とってもよかったよ!」とお世辞を言ってもらったり・・・。様々な反応があって、ほっと一安心。

持ちネタが少ない、チーズカットが遅くて下手、など課題がたくさん見つかりましたが、また機会があったらやってみたいなぁ、と味をしめた講師デビューでした。

at 01:23|Permalink チーズまわりのコト 

May 15, 2006

cogito

■美食家の友人と

GW前のある晩のこと。会社帰りに途中下車した駅で偶然に、1年ぶりの友人とばったり!久しぶりだし、今度、ご飯食べに行こうよ?、とその場で即決。

美食情報をメルマガで発信し続けて6、7年になる彼女が選んでくれたのは、今年3月にオープンしたというフレンチ、cogito。「マルシェ・オー・ヴァン・ヤマダ」や「アルモニ」のオーナー、山田実弘さんの3店目のお店です。

元々は一軒家だったところを改築し、インテリアは全体的にアンティーク使いの落ち着いた様子。それもあってか、新しいお店なのに、とてもくつろげる雰囲気。ふと見上げてみたら、天井はガラス張り。晴れた日の昼間にも来てみたいなぁ。

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メニューを決めて、あとはワイン・・・、と、ワインリストを2人で読みふけっていたら、山田さんがテーブルへ登場!

「リスト以外にもワインはたくさんあるので、お好みをおっしゃっていただければアドバイスいたしますよ」とのこと。それでは・・・、と、希望と予算を伝えたら、即、オススメしてくれたのがこちらのワイン。

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Claude Dugatという造り手のピノ・ノワール。まろやかな酸と豊かな果実味のバランスが良く、華やかな香りにうっとり。

帰り際、エチケットと一緒に、コルクにきゅきゅっと、ブドウのモチーフのついたキーホルダーを付けて渡してくれました♪うれしいおみやげです。

また、前菜ができるまで少々時間もあるので、もしよかったら・・・と、山田さんが地下の部屋を案内してくれました。

ひとり通るのがやっとの幅の急な階段を下りると、隠れ家っぽい雰囲気むんむんの小部屋が出現。

革張りの使い込んだひとりがけソファー4脚で部屋はいっぱい。奥にはガラス張りのワインセラーにワインがずら?り。こじんまりしているからこそ、くつろぎ感が増幅してくるような空間。この場所は、シガースペースだそうですが、山田さんもくつろぎの時間を過ごしたりするそうです。

階段が狭いので、「ソファーはどうやって運び入れたんですか?」と尋ねたところ、先にソファーを置いておき、それから階段を作りつけたとのこと。あぁ、もうここから出られないソファー達・・・。

さて席に戻り、美味しい食事とワインとおしゃべりで楽しい時間が過ぎ。。。

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そしてチーズの盛り合わせをお願いしたところ、9種類のチーズのどれも熟成状態がバッチリ!

特にシェーヴルチーズは今が旬ということもあり、程よい酸味で本当に美味しかった。「このお皿、パーフェクトですよ?!」と、山田さんに思わず言ってしまったほど。

聞くと、アルモニだったかマルシェ・オー・ヴァンのどちらかにチーズの熟成庫があり、チーズの管理をしている方がいるんだそうです。道理で美味しいはず・・・、納得。

デザート代わりに、極甘口のシェリー酒、ペドロ・ヒメネスを飲みましたが、これも美味しくて止まらない?。

ふたりで顔を見合わせうなずき、チーズとシェリー酒のお代わりをしてしまいました。レストランでチーズの盛り合わせのお代わりをしたのは、これが初めて。といっても、チーズの量は3分の1にしてもらいましたが・・・。

美味しいワインとチーズが食べたくなったら、またここへ直行です!

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at 00:32|Permalink 舌がよろこぶモノ 

May 08, 2006

コーポラティブハウス訪問!

■西麻布で

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友人のコーポラティブハウスが遂に完成!

彼が購入を決めて以来、西麻布の行きつけのレストランでの食事の後は、「ちょっと寄ってみようか?」と、夜の散歩ごとく、建築現場を下見に訪れるのが私達の習慣に。

足場だけしかなかった土地が、行く度にリアルになってくる姿を見るに、ひとごとながらも完成を待ちわびていた私。

お披露目のお誘いを受けたGWに、いそいそとお邪魔させてもらいました。

料理の腕前がプロ級の彼のこと、それはそれはキッチンが充実!

アイランド・キッチンがどーんと鎮座し、料理を並べたカウンターは広々。作りつけの棚には、お酒が美しくディスプレイされ・・・。すぐにでもお店ができてしまいそう。間仕切りの障子も凝っていて、某デザイン事務所のサイトにも紹介されているほどです。

早速、かんば?い!と思いきや、「では、こっちに来てくれる?」と、家の主が玄関方面へ。

「???」と思いながらも、後にしたがい外へ出てみれば、すぐ脇には、眺めのよい緑あふれるテラスが!

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六本木ヒルズや東京タワーが臨める、最高に気分の良いスペースが広がっていたのでした。夏場のビールも今から楽しみ♪

花壇にはローズマリーなどのハーブや、ホンモノのモミの木が植わっていて、季節毎に色々と楽しめそう。住人のみなさんで、何を植えるか相談して決めたんだそうです。さすが、コーポラティブハウスならではですねぇ。

さて、きりりと冷えた泡で乾杯したら、彼の自慢の料理に舌鼓!

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バゲットにブリ・ド・モーを乗せオーブンで軽く焼き、その上に洋ナシのマスタード入りジャムをのせたオードブル。

このジャムを入手してしまい、さて、どう使ったらいいかな?と考えて編み出したメニューとのこと。チーズのプロ(私のことです^^)も唸るほど、見事なマリアージュでした。好みでブラックペッパーをふって食べてもかな?りイケます♪

その他、モロッコ人も驚きの本格的なクスクス、毎回大好評のシェリービネガーを効かせたニンジンのマリネや、ギリシャのフェタチーズを使ったサラダ、同じくギリシャのチーズ「ハロウミ」を焼いてお酒のお供に。

このハロウミは、焼くと美味しさが倍増!焼いているときは、フレンチトーストのような匂いが感じられます。少々塩気がありますが、チーズ好きの私には、たまらない一品?。

家の中へ戻り、メインに、レバーの隠し味が絶妙のリガトーニのパン粉焼きを。お腹いっぱい、幸せいっぱい。

日が暮れると、東京タワーがライトアップされてクッキリと。

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ん?、今年のGWも、もう終わり。久しぶりにのんびり過ごす時間が持て、英気をたっぷり養いました。その分、これからしばらくは、エネルギー消耗の日々になりそう・・・。乗り切るぞ?!

at 00:18|Permalink 日々のデキゴト 

May 01, 2006

イタリアワインの会

■30?40年前のワイン

イタリアワイン通の友人に誘われ、ワイン会なるものに初参加。男女5名ずつ計10名で、美味しいイタリアンを食べながら、4種のイタリアワインを楽しもう!というもの。

みなさん、何年も集まり続けているそうで、さすがのワイン通ぞろい。

なぜかソムリエ資格を持つ某TV局マンや、ワイン愛好家のお医者さんご夫妻を始め、自宅マンションに200本入るワインセラーが3つと、そこに入りきらないワインが山となってしまい、ついには部屋を1つワイン用にして、四六時中クーラーをかけている私と同年代の男性幹事(会社員です、オドロキ)、などというツワモノどもとご一緒させていただきました。

今回は1960年代?70年代のイタリアワインがテーマ。古いイタリアワインは初めて?、ということで、それでは飲んだワインのご紹介。

*1978 Villa di Radi, Val d'Arbia (白)

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白ワインが、年月を経てすっかりと琥珀色に。見た目も紹興酒、香りも紹興酒そのもの。といっても、味わいは酸味が強く、紹興酒のような甘味をほとんど感じることもなく。やはりワインだったのでした・・・。

*1969 Vino Spanna, Cav.Ercole (赤)

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セメダインみたいな香り・・・。そうつぶやいたら、みなさんもうなづく、うなづく。透明感はなく、にごっていてレンガがかった色。タンニンの渋みはほとんどなく、酸味の際立ったワイン。

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エチケットをよ?く見ると、ブドウのつるにネコがつかまり立ちしている図。レトロな雰囲気がいい感じ。

*1967 Spanna Riserva, Cantina Del Nonno (赤)

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こちらは打って変わって、クリアな淡いルビー色の赤ワイン。少々レンガがかっていましたが。香りを嗅ぐと、血や鉄の香りが押し寄せてくる感じ。ボリューム感はありますが、タンニンは控えめ。

エチケットがこれも楽しい。ワイン蔵の中なのか、ワイン樽の上に、ろうそく、ワインオープナー、そしておそらく蔵の鍵らしきものの図。何かストーリーがありそうで、興味をそそるエチケット。

*1967 Venegazzu Rosso, Erico (赤)

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これが一番ホッとしました(笑)。クリアで明るいルビー色。まろやかな酸味で、バランスよい味わい。

以上4種を楽しむ傍ら、サラダ、パスタ3種、肉、魚・・・、とボリュームのある食事も満喫。そして食後の〆には、デザートワインを。

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こればかりはイタリア物ではなく、フランス・ソーテルヌ地方バルザックのAOC 2003 Chateau Coutet(Premieur Cru)を。

ゴージャス感あふるる佇まいで、エチケットのキラキラ煌く黄金色にハレーションを起こし、写真がうまく撮れないほど。

甘いけれど決して甘ったるくなく、優雅な気分に浸れる美味しいデザートワイン。

今回、どのワインも2本ずつ用意され、同じヴィンテージで同じワインなのに、まったく別物のようなワインに仕上がっているという「ボトル差を楽しむ」ことを、今回初めて知ったのでした。

ワインにしろチーズにしろ、色々な楽しみ方があって、まだまだ興味は尽きないです。

また、初対面同士でも食の楽しみ方に通じるものがあれば、楽しい時間を共有することができるし、人の輪もどんどん広がっていくよう。そして、この会でも「世間は狭い」話が勃発!またの機会に参加してみようっと。

at 00:27|Permalink ワインのこと