チーズまわりのコト

October 09, 2006

「イタリア展」へ

■幻のチーズ!

ちょうど伊勢丹でイタリア展が開催!早速、出かけて、ワイン、チーズなどを調達してきました。

ワインは、リパッソという製法で造られたMASI社のCampofiorinを購入。ちょうど、イタリアワイン通の友人との会話で耳にしたばかりの製法で、思わず飛びついてしまいました。

リパッソは、アマローネ(ブドウを陰干しして糖度を高めてから造ったワイン)の樽に残った澱に、ヴァルポリチェッラというワインを加えて、さらに樽熟させて造る方法。若飲みのヴァルポリチェッラと、長熟のアマローネの中間として、お値段もお手ごろに楽しめるワインです。

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チーズは、スプレッサ・デッレ・ジュディカリエを入手!!

北イタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州のチーズで、2003年にイタリア最新DOPとなったもの。

生産量がとても少なく、日本には滅多に入荷されてこないというチーズです。今回、初めて目にしました。

バターなどを作った後の脱脂乳を使って造られた牛乳製のハードチーズ。農家で手作りのため、なかなか出回らないのがその理由。

チーズの教本にも情報はほとんど載っておらず、写真の掲載もなし。唯一このチーズだけ、ミステリアスむんむんの光を放っていました。

さて、食べてみれば、脱脂乳のせいかとてもあっさり。でも、噛みしめていくと、後味にしっかりとした塩気と旨味が感じられて意外な力強さ。

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グラナ・パダーノの塩気をしっかりさせたタイプ、といったところでしょうか。ワインのお供にスライスしてつまみましたが、すりおろして、煮込み料理のコクを出すのに使ってもいいかな。

言ってしまえば、他の北イタリアの山のチーズともあまり区別がつかない素朴な感じです。美味しいには美味しいですが、期待が高かっただけに、ふ?ん、という感じ・・・。まぁ、百聞は一見にしかず。何事も一度は体験してみるべし!

その他、フルーツキャンディータ、というフルーツの砂糖漬けも。

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手前がビワ、奥がプルーン

Pietro Romanengoという、ジェノヴァにある老舗のお菓子屋さん(といったら憚られるような高級店)のもの。

ユーロ高もあってか、高級店価格もあるのか、はたまた「イタリア展」価格なのか、100gあたり1,300円?1,400円もしました。高い!!写真の2つだけでも1,500円です・・・。買いに行ったときには、それでも、ほとんどのフルーツがSOLD OUT。

口に入れてみれば、フルーツが半生状態に保たれていて、瑞々しさもあり、「お上品」な仕上がり。なるほど、良く出来ているな、と思いましたが、それにしても1,500円とは・・・。しつこい!?

これからは、白トリュフ、マロンを初め、大好きな秋の味覚のシーズン到来!そろそろモンドールも食べたくなってきたし・・・。一度、秋に長?い休暇を取って、フランスとイタリアで秋の味覚を味わい尽くしてみたいなぁ?。

at 00:56|Permalink

August 07, 2006

Laguioleのナイフ

■切れ味スッパリ!

家飲みワインのお供にチーズを用意。コンテ、ブリ・ド・ムラン、セル・シュール・シェールの3種類。

ブリ・ド・ムランは、フェルミエさんが取り扱うロワゾー氏が熟成させたもの。口の中いっぱいに広がる香りには、すっかりやみつきです。他のブリ・ド・ムランが物足りなく思えてくるほど。

セル・シュール・シェールは、ヤギ乳製のチーズ。ほどよい酸味で、ミルクの風味も穏やかな今の時期には、ついつい手が伸びます。

コンテをカットするときに、そうだ!と思い出して取り出したのが、ライオールのナイフ

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チーズの友が、「手に入ったから1本あげるよ!」と、手渡してくれたもの。

「ナイフ」といえば「ライオール」。以前から、ここのチーズナイフが欲しいなぁ?と思っていたので、喜びもひとしお。友人の太っ腹ぶりにも感謝、感謝です。

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ライオールのナイフには、ミツバチのシンボルマークが付いています。

AOCチーズにも、同じ地名の名前を持つ「ライオル」というチーズがあります。

ライオルをカットするときに、このナイフを使うと洒落てるんだろうなぁ?、と思いながら、早速コンテをカット。

力も要らず、すーっとナイフが入っていった感触は、さすが伝統の切れ味。

カットが楽しくなって、すぱすぱカットの手が止まりませんでした♪

・・・ところで、話はまったく変わり、最近起こった物事をあれこれ振り返ってみました。

このナイフにしても、サンルイのイベント、聖子ちゃんのコンサート、シャンパーニュの会へのお誘い・・・。また、ブログにも書ききれない数々の嬉しい励ましやねぎらいの言葉など、どれもこれも、すべてが周囲の方々からの贈り物。

毎日こんなに満ち足りた気持ちで過ごすことができるのも、日頃、仲良くしてくれている方々の支えがあってのこと。自分ひとりでは到底なしえないことばかり。

様々なご縁に感謝するとともに、どうやったら周囲の方々へお返しができるのだろうか・・・?と、ふとした瞬間に考えます。与えてもらってばかりでは、人生、あまりにもアンバランスですものね。

こんなことを強く思うようになったきっかけが最近あった訳で・・・。この気持ちを忘れないように、とブログに書いてみたのでした。

at 00:33|Permalink

June 26, 2006

ブルーチーズの香水!?

■香りでリフレッシュ!

梅雨も始まり、だんだん蒸し蒸ししてきてうっとうしい毎日。 そんな日こそ、気分だけでも爽やかに過ごしたいもの。 手っ取り早くリフレッシュするには、香りの力を借りて。

多くの女性のみなさん同様、香水選びは大好き。と言いつつ、過去に色々試してみましたが、失敗したものも数知れず・・・。

ある種の香料の成分が合わないらしく、しばらく経つと頭痛がしてくるものがあったり、 試した時は気に入ったつもりでも、いざつけてみると記憶と違っていてがっくりしたり。 使い切ってサヨナラしたものは、実は多くはないのです。

そんな中、最近のローテーションはこの4つ。特に気に入っているのが、グリーンのキャップのEau de Dior Energisante。

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レモンやライムのような爽やかな柑橘系がメイン。そして、ただ爽やかなだけでなく、心が落ち着くような優雅な香りの余韻が残ります。2000年の発売開始時にたまたま出会って、それ以来1、2度しか見かけたことがないのですが、出くわしたら必ず買おう!と心がけているほど。

ピンクのキャップのEstee Lauder Pleasures exoticも、マンゴーやピンクグレープフルーツのような香りと、ハイビスカスやブーゲンビリアのような南国のお花の香りがしてお気に入り。まるでビーチサイドにいるみたいです。

■ブルーチーズ製!?

1ヶ月程前の日経産業新聞に、「ブルーチーズの香水はいかが?」との見出し。

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「なんじゃ、こりゃ?」と思い読み進めてみると、イギリスのスティルトンというブルーチーズが本当に香水になった、とのこと。

スティルトンは、フランスのロックフォール、イタリアのゴルゴンゾーラと並び、「世界三大ブルーチーズ」のひとつ、と称されるものです。

スティルトンは、ポートワインと合わせて食べる、というのが定番で、イギリスでは上流階級が好んで口にするチーズ。エリザベス女王もお気に入りだとか。

以前、チーズの先生が紹介してくれたのは、ハロッズやフォートナム&メイソンで売られている、陶器製のポットに入ったスティルトン(写真奥2つ)。既にポートワインに漬けられていて、スプーンでくずしながら食べます。

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そんな格調もあり匂いもきついチーズが、これまたどうして香水なんか!?・・・、と思い、The Stilton Cheese Makers Association という協会のHPを覗いてみたら、ニュースリリースが載っていました。

「日常の食卓にスティルトンを!」というキャンペーンを今年やっているようで、その一環として、何故だか香水を作ったようです。なぜ香水か?という経緯は、記事やHPを見る限りでは分からないのですが・・・。

日経産業の記事によると、地元報道では大半の人が拒否反応を示しているそう(大いに納得!)。中には、「懐かしい香りがする」という好意的な声もあったそうです(笑)。総じて悪評のようですが、話題作りには一役買っているのかな!?

今度イギリスへ行かれる方、物は試しに探してみてはいかが?ご報告をお待ちしております☆

at 00:18|Permalink

June 19, 2006

1000のチーズ

■120/1000

チーズの勉強してるんだー、と友人達に言い始めた頃のこと。

うち一人の友が、「大学時代の同級生が、チーズのシュバリエも持っていて、独立してワインやチーズをメインに、フードコンサルティングの仕事してるんだよ。あちこち飛び回っているから捕まえにくいんだけど、機会があったら是非紹介するね」、と言ってくれていました。

そしてようやくお目にかかるチャンス到来!友人宅のホームパーティで引き合わせてもらうことに。

会ってみれば、同世代のとっても可愛らしい女性。こういっては何ですが、まさかお酒を扱うようには見えない、可憐ではかなげな外見。レストランへ食事に行っても、「ワインはお召し上がりになりますか?」と、よく確認されてしまうんだそうです・・・。とにかくかわいい♪

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もうお一方、友人が声をかけていて、広尾で花や植物全般を扱うアトリエを主宰しているという、太陽のように大らかな姉御肌の女性ともご一緒することに。

最近では、「ミセス」や「Precious」といった雑誌にも取り上げられているそうです。

登場する直前まで仕事があり、目黒の一軒家の庭と、広尾のマンションの庭をいじってきたそう。そんな中、持参してきて下さったシャンパーニュのシックなラッピングには、私達も大歓声♪さすがプロ!

そんな訳で、その場ではワイン、チーズの話題はそっちのけ。そして、同世代ならではの共通する興味のある話題で盛り上がり、それに終始してしまったのでした。

その後、折角お近づきになったのだから・・・、と、メールのやり取りでチーズの話題に触れたところ、ステキなお申し出を頂きました。

「4年前、パリで開催された『1000 Fromages』というイベントに行ってきました。その時のパンフレットがあるので、もしよかったらお送りしましょうか?へ?、こんなにあるんだ、っていう参考になると思いますよ」とのこと。

そして自宅に送っていただいたのがこちら。

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タブロイト版サイズの紙の裏表に、フランス産のチーズが文字通り1000個も!暇に飽かせて、食べたことのあるチーズをチェックしてみれば120種類ほど。まだまだ遠く及ばずです・・・。初めて見るものもたーくさんありました。さすが本場フランスです。

■やっぱりココ!

6、7年ぶりに、中目黒のコム・ダビチュードにて食事。コースの締めくくりのチーズが楽しみで、当時は何度も通ったところです。私がチーズに深くハマっていくきっかけとなったお店でもあります。

これまで機会を逸し、かなりのこぶさたでしたが、店内の雰囲気や色遣いの美しいジアンのセッティングを見た途端に、すぐに記憶が甦ってきました。

グリーンアスパラのムース・オマールエビ添えや、ウニの前菜を2品に、メインには、ダチョウのポシェ・玄米リゾット添えを。

ダチョウ肉は初めて!茹でてから調理してあるので、あっさりとした印象ながらも旨味はしっかり。玄米リゾットのソースとの相性も良く、ボリュームたっぷりでもペロッといけます。ルイボスティーや黒米などを使ったバラエティたっぷりの自家製天然酵母パンも、しっとり美味しくて、何度もお代わり。

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そしてお待ちかねのチーズ。
今回も期待を裏切ることなく、大きなトレイに、よく知っているチーズから見たことないチーズまでが盛りだくさん!それも大きなトレイが3つもテーブルの上に並びます。ス・テ・キ?。

カルバドスが浸み込ませてあるカマンベールラングルにはコワントローがしみこませてあったり・・・。ひと手間かけてあるチーズが多いので、それはそれは楽しい♪チーズに詳しい友人達も、「これは何??」の連発。

知らないチーズは、ほんとうに、まだまだたーくさん存在するのです。これで125種類にはなったかな?

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May 22, 2006

チーズ講師デビュー!?

■ドキドキ・・・

チーズの先生の都合が悪くなり、ピンチヒッターとしてチーズ講師代理を務めることに。

サロンの主宰者、ワイン、チーズなどの講師総出で、参加者のみなさんに食事を楽しんでいただこう、と、月1回開催されているグランマリアージュという講座です。

他の講師陣がいるので心強いものの、何せ人前でチーズを教えるのは初めて。先生が作ってくれた「台本」を頼りに、当日を迎えたのでした。

今回のテーマは、「イタリア中・南部」。

イタリア料理のシェフが料理を作り、ワイン講師がその地域のワインを紹介し、そしてチーズ講師がそれに合わせてチーズを紹介する、というもの。

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チーズは主にトスカーナ州のものを3種類。

昨年書いた試食シートを引っ張り出し、「そうそう、このチーズにはこういう美味しい食べ方があったな・・・」とか、「こう説明したら、こんな質問がでるかも・・・」と、準備だけは入念に。

指定された時間よりも気持ち早目に教室へ入ると、キッチンではシェフとアシスタントの方々が料理の準備で大わらわ。

「こんにちは?。今日はよろしくお願いします!」とごあいさつ。そして先生から拝借したエプロンを身に着け、負けじと早速、チーズの準備です。

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チーズカットに慣れていないので、20名分を用意するにはきっと時間がかかるだろうなぁ、という見込みが当たり、余裕を持って教室へ入ったのがよかった。

手伝ってもらいながらカットを済ませ、ふ?っと一息ついたら、ちょうど開始時間になっていたのでした。ギリギリセーフ。

そしていよいよ講座開始!

まずはワイン講師がイタリアの食の特色を解説。フランスやスイスに通算11年駐在していた方とのことで、ヨーロッパ事情に詳しく話も興味深い上に、当然ながら、話し方のスピードや声の調子がすばらしい!

「うわぁ、話は面白いし、教え方も勉強になるなぁ?」と思った瞬間、「いや、待てよ。こんな方の後に話をするのはかなり辛いぞぉ・・・」と、内心、あせる私。

その後、また別のワイン講師がワインの解説を。こちらも当然ながら、話も上手いし、ワイン周辺のネタも豊富。「へ?」、「ほ?」、「なるほど?」、と思わせる話が散りばめられ、ますます怖気づく私・・・。

でも今更何が出来る訳でもなし、やるしかないでしょ!と、腹をくくり、いざ出陣です。

話し始めたら、自分でもびっくりするくらい落ち着いてしまい、途中から、話をするのが楽しくなってしまうほど。参加者の方々が、チーズを説明する度に、「へ?」などと感心している様子を見ていたら、嬉しくなってしまう始末。

特に、「トリュフ入りのチーズ」を説明しているときは、ちょっとしたざわめきがおこり、このチーズを選んでおいてくれた先生に内心感謝したのでした。

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任務が終わると、すっかり気が楽になり、あとは皆さんと一緒にワインを飲んだり、食事を楽しんだり・・・。ようやく場の雰囲気を味わう余裕が出てきました。

アットホームな雰囲気のサロンなので、参加者の方々も和やかで、楽しい方ばかり。話を聞いてみると、常連さんが大半だったようで、私ときたらそんな方々にチーズの解説をしていたとは・・・。

それでも、「このチーズ、初めて食べたんですけど、とっても美味しいですね?」という感想や、「トリュフって、イタリア全土で採れるんですか?」と質問を受けたり、偶然参加していた飲み友達からは、「こっちも聞いていてドキドキしちゃったけど、とってもよかったよ!」とお世辞を言ってもらったり・・・。様々な反応があって、ほっと一安心。

持ちネタが少ない、チーズカットが遅くて下手、など課題がたくさん見つかりましたが、また機会があったらやってみたいなぁ、と味をしめた講師デビューでした。

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